行動活性化療法とは

暑い日が続いていますが、皆さま夏バテなどされていませんか?

本日は、うつ病に効果のある「行動活性化療法」という心理療法についてご説明します。

うつ症状の特徴として、抑うつ気分(気分がふさぎこむ)、身体の不調、考え方、活動性の低下などが挙げられ、その結果として行動範囲が制限されてしまいます。そして、ますます行動しなくなることが続きます。行動しないので、楽しいことを感じるような機会に遭遇すること自体も減ってしまいます。

そこで、「行動活性化療法」では「行動することで、(抑うつ)気分が変わることを経験してもらう」ことをねらいとしています。

この方法は非常にシンプルな方法ですが、実施する上ではいくつかのコツもあります。そのうちの一つとしては、「気分が乗らないから活動をしないという選択をするのではなく、計画に沿って活動してみよう」という考え方です。

私たちはついつい、目の前のもの、短期的な利益ばかりを追求してしまいがちです。一方、長期的にはどうなりたいのか、目標や希望を明確にできると、それらに沿って行動を選択することもできます。

自分一人ではなかなか改善できないことも、他者の力を借りると意外とスムーズに進められる可能性があります。

お一人で悩み続けていらっしゃるようであれば、ぜひこちらでご相談されてはみませんか。

(文責:福原)

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