『ありがたいな』と心底思ったとき、とても幸せで、何とも言い難い心地よい感じを経験したことはありませんか。
本を読んでいたら、感謝の気持ちを伝えたい大切な人に手紙を書き、直接その手紙を届けるというエクササイズ(『感謝の訪問』という名前がついていました)を発見しました。ただ単に『ありがとう』と表明するだけではなく、心を込めて、はっきりと表現するというのがポイントなようです。
ポジティブ心理学の権威である、セリグマンは、感謝について、以下のように述べています。
『感謝をすることで、人生はもっと幸せな、もっと満足のいくものとなる。感謝の気持ちを感じるとき、人は自分の人生のポジティブな出来事に伴う好ましい記憶から恩恵を受ける。また、感謝の気持ちを他人に表明すると、その相手との結びつきが強くなる』。
~マーティン・セリグマン著 『ポジティブ心理学の挑戦“幸福”から“持続的幸福”へ』~
ちょっぴり残念ですが、今は手紙を直接届けることはしづらいかと思います。一方、これまで遠くて会いに行くことができなかった相手に対しても、テレビ電話などを使うことで、すぐにつながることもできますね
『ありがとう』、大切な人に伝えてみてはいかがでしょうか。
(文責:福原)