子育て四訓というものを聞いたことがありますか?
一、乳児はしっかり肌を離すな。
一、幼児は肌を離せ、手を離すな。
一、少年は手を離せ、目を離すな。
一、青年は目を離せ、心を離すな。
出典は定かではありませんが、ネイティブアメリカンの文化のことばだともいわれています。
安全のため、手を離すな、目を離すなということは、なんとなくイメージがつくかと思いますが、「心を離すな」とは一体どういうことでしょうか?
子どもの心を離さないということは、心をつかんでおきなさいということでしょうか。では、親に関心を持ってもらうようにすればよいのでしょうか。
色んな解釈があると思いますが、私は逆に「親の心は子どもから離れていないよ」というメッセージを伝えていくことではないかと考えます。青年期になると、親子で過ごす時間は少なくなりますが、「あなたのことを気にしているよ」「あなたの味方だからね」という気持ちで接していくことで、過剰な保護や放任にならずに適切な自立を促していけるのではないでしょうか。
(文責:可児)