メタ認知②

みなさん、こんにちは!
本日のブログの内容も、前回の続きになります。

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前回の内容のおさらいです。
・「メタ認知」は、視野を広げて自分を客観視する時に必要になる
・「メタ認知」を身につけると、思い込みや思考の癖から脱却できるというメリットがある

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「認知」から連想されることとして、クライエントさんの中には、「思考記録表」をご存知の方もおられるかもしれません。
ストレスのきっかけになったできごとを書いて、そのできごとに対して頭の中で何かつぶやいて(このつぶやきを、「自動思考」と呼びます)、そのつぶやきから感情が派生して…という、あれです。
思考記録表では、まずその考えや思考を把握するところからスタートしますが、不慣れなうちは難しいと感じることも少なくありません。
なぜならば、私たちの自動思考というものは、浮かんでは消え、浮かんでは消え…とたくさんの思考が浮かび、あっという間にいなくなってしまうからです。

今一度確認です。なぜ、思考記録表を用いるかということですが、その時生じた感情に苦しめられているから、ですよね。正確には自動思考が感情を引き起こすので、そのもととなる思考を調整しようという狙いです。

※思考記録表ですが、取り組む場合には少し工夫が必要なので、ご自身でやってみたもののうまくいかないという場合には、担当のカウンセラーにご相談ください(次回に続く)。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 福原

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