ママ友との付き合い方

以前、こちらのブログ→「友達の存在」で、友達や親友は「絶対に」は必要ではないというコラムを書きましたが、今回はママ友について考えてみたいと思います。

「ママ友」という響きは、なんだかおしゃれな感じもしますが、複雑で嫌な感じがすることもあるのではないでしょうか。メディアでは、PTAでのトラブルを伝えたり、ママ友が関係した虐待事件も報じられました。

それでも、子どもの遊び相手のためにママ友は必要だという風潮が世の中にはあります。母親が人付き合いをしないと、子どもも遊んでもらえなくなるという図式が信じられています。

しかし、実際にはどうでしょうか。母親が人付き合いをしないからといって、その子は幼稚園や学校へ行って、同じように人と関わらないでいられるでしょうか。園では先生たちが間に入って集団遊びに誘ったりしてくれますし、学校でも集団で動くことで何かと周りと協力して過ごすように活動が組み込まれています。

就園前のお子さんにしても、母親がママ友を作ろうと無理をしてしんどくなっている姿をしていると、子どもに伝わってしまいます。子育てサロンに行く度に、母親も子どもも不安でいっぱいになるくらいなら、家でゆっくり過ごす方が心穏やかに暮らせることと思います。

気が合うママ友は、いれば儲けもの。まずは親が楽しく過ごせるように考えてみましょう。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 可児

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