108個のポジティブ探し

年末も近づいてきて、色々と忙しい時期でありますが、疲れていませんか?

今年の疲れは、今年のうちにとっておけるといいですよね。

昨年の今頃、「1年を振り返って」と題して、個人的な10大ニュースを考えてみましょう、との記事を書いておりました。

さて、年末というと大晦日の除夜の鐘をイメージする人も多いのではないでしょうか。最近では、ヨガのイベントとして、108回太陽礼拝を行って煩悩を追い払うというものがよく行われているようです。

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それにならって、心理学的には108個のポジティブ探しをお勧めしたいと思います。今年あった出来事を振り返って、良かったこと・できたこと・嬉しかったこと等、ポジティブなものを108個集めてみるというものです。108個もあるの?!と思うかもしれませんが、無理やりでも良いです。むしろ、思いつかなくなってからが重要です。この方法の良いところは、普段なら気付かない些細なポジティブに気付けるチャンスとなることです。

何もなければ、このブログを見て「108個のポジティブ探しという方法を知った」を挙げてみてください。こんなことでも「良いこと」に挙げてみていいんだ、というハードル下げになったでしょうか。大事なことは、日頃困難なことの陰に隠れて見えなくなってしまっている、小さな良かったこと・できたことを集めていくことです。むしろ、すぐに思いつく大きな達成感よりも、こうした小さな達成感を発見することに意義があるのです。そういう意味では、除夜の鐘とは意味合いが全く異なってくるので、別物として捉えてもらえると幸いです。

そして、108個目には「108個のポジティブ探しに取り組めた」を挙げることを前提としてみてください。そうすれば、既に2個達成できていることになりますよ。

そういう私も、発案してみたはいいですが、実際にやってみたことはまだありません。また、やってみた結果をこちらでご報告できればと思います。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 可児

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