雨の日の憂うつ

雨の日は、何だか元気が出ないなぁ、なんてことはありませんか?なんとなく気分が落ち込み気味になったり、朝も起きづらかったりしますよね。

梅雨のイラスト「窓際のウサギ」

「気の持ちよう」として片付けられがちですが、これにはしっかりとした理由があります。

人間には、気圧や湿度等の環境の変化に応じて、身体を順応させる能力が備わっています。しかし、この変化が急激に起こると、身体の内と外の圧力バランスが崩れて、脳にうまく信号が伝わらなくなってしまうこともあります。また、元々高いストレスがかかっている人は自律神経系が乱れやすくなっているので、より調子を崩しやすいです。

対策としては、規則正しい生活を心がけることや、悪天候でもストレッチや筋トレ等、なるべく身体を動かすことが考えられるほか、耳のマッサージもあります。気圧を感知するセンサーが内耳にあるので、手のひらで耳全体を覆って動かすことで、耳の血行を良くしたり、耳全体をホットタオルで温めたりすることが効果的だそうです。図解や動画で耳のマッサージを紹介しているサイトもありますので、ご参照ください。

「なんとなくしんどいな」と感じていたことでも、理由がはっきり分かると、「当たり前のことなんだ」とそんなに気にならなくなってくるかもしれません。不調が長引くようでしたら、医療機関の受診も考えてみましょう。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 可児

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