目に見える形でサポートすること

発達障害の診断を受けているお子さんにはとてもはっきりと現れる、視覚優位(耳で聞こえる情報よりも、目から入ってくる情報の方が優先されること)という特徴。実は、発達障害だけでなく、人間はみな程度の差こそあれ、視覚優位であるといわれています。

たとえば、道の標識の代わりに「一旦停止です。止まってください」などとナビの音声で言われるよりも、赤い三角に!マークを見た方が一瞬で『止まれ』だと理解できますよね。

元々は発達障害のお子さんのために作られた視覚支援の方法も、障害のあるなしに関わらず、有効であることが多いです。

また、大人でもよく忘れ物をする人がいますが、玄関ドアに「携帯、財布、定期」などと絶対に忘れてはいけないものを書いて貼っておくなど、目に見えるところにヒントを置いてあげると防げます。人は誰でも視覚優位と考えてヒントを多いに使っていけば、うっかりミスも防げて暮らしやすくなるのではないでしょうか。

(文責:可児)

一覧に戻る>