「こころって何だろう」を学問としてとらえる

つらい経験や悲しい経験をすると、自分や他者のこころに振り回されていると感じるなど、こころについて考えたり感じたりすることも多くあるのではないでしょうか。「こころって何だろう」、「こころって一体どうなっているのだろう」と不思議に思うことがあるかもしれません。カウンセリングの元になっているのは臨床心理学という心理学の一分野です。これらの学問を通して、こころの構造や成り立ち、こころの働きなど、こころについて学んだり、知識を得たりすることで、自分のこころも客観的に見つめることができるようになります。そして、こころを客観的に見つめること・俯瞰で見ることによって、こころの負荷を下げ、ストレスを緩和することに役立ちます。

こころで何が起こっているのか知りたいと思っても、自分のこころは自分ではなかなか見えにくいものですし、嫌な感情など自分では見たくない面もあるかもしれません。そのような時は、まずこころについての知識を得るところから始めてみるとよいのではないでしょうか。心理学は学問ではありますが、日々の生活を快適にしてくれる実践的な要素がたくさん含まれていると思います。

(文責:中山)

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