前回②で、甘えられる相手が分かりましたが、それに付随して誰に何を甘えられるのか、ということも大切です。
例えば、職場の同僚に対して、いくら親しい間柄だからといって、洋服のクリーニングを頼むのはおかしいですよね。仕事に関することだったり、休憩時間や仕事帰りなど職場付近でできることを頼めるのが良いでしょう。プライベートなことは、家族や友人に頼む方が自然です。
また、甘えられる量を見極めることも大切です。甘えさせてくれるからといって、何でもかんでも甘えていては、相手が疲れてしまいます。例えば、恋人が毎日お弁当を作ってくれるからといって、365日作って欲しいと要求すると相手もしんどくなってしまいます。「たまには自分で用意するから」といったことができれば、相手も気遣ってくれていると感じられるでしょう。
このように、誰に、どんなことを、どれだけ甘えられるのか、の視点で、今の自分の甘え方を確認してみましょう。
甘えるのも楽じゃないな、と思うかもしれませんが、甘えられないと不適応状態を起こしやすくなります。しっかり考えてでも甘えてみましょう。
MEDI心理カウンセリング大阪
公認心理師・臨床心理士 可児