「甘え」というと、幼くて不完全で、だめなものというイメージがつきまといますが、その一方で「もっと甘えてもいいのに」といったこともよく聞きます。
では、「甘え」とは一体何なのでしょうか。
「甘えの構造」という本で、日本語に特有の「甘え」を定義した土居健郎氏によると、「甘えることが許されている関係の中で、自分のしたいままに振舞うこと」です。
この意味を間違ってしまうと、自分なりに甘えているはずが、相手にとっては迷惑な行為としか映らないかもしれません。
甘えは本来人間に備わっているもので、甘えの一切許されない状況では息苦しくなってしまい、居続けることができなくなってしまいます。適切な「甘え」とはどんなものか、何回かに分けて考えていきたいと思います。
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MEDI心理カウンセリング大阪
公認心理師・臨床心理士 可児