変化に適応するためには

前回は、緊急事態宣言によって生じた、ポジティブな(良い)変化について書きました。

ところが、人によっては、すぐにこうしたポジティブな側面に目を向けられるわけでもなさそうです。すぐに変化に適応できる人と、そうではない人がいるというように表現してもよいのかもしれません。

たとえば、リモートワークが導入されたことにより、出勤に使っていた分の時間を他のことに使えるようになったとしたら、一般的には良い変化ですよね。もしかすると、人によっては、朝食を作ってゆっくり食べるようになってゆとりのある朝を送ることができ、満たされているという方もいるかもしれません。一方、人によっては、こうしたポジティブな変化も、ストレスを引き起こすものになり得ます。なぜならば、新しい習慣を確立する場合に、準備や手立てを講じる必要性があるからです。朝食に使える時間も無限にあるわけではないことから、それに費やす時間などの見積もりは特に重要になります。見積もりが甘いと、その後も片付け等にバタバタとしてしまい、結局余裕のある時間を過ごせなくなるといったことも起きてしまうかもしれません(そして、自責的になるという人も少なくなさそうです…)。

「諸行無常」という言葉があるように、人も物事も、世界も、まったく変化しないということはあり得ません。

私たちも毎年一歳ずつ年を重ねていくように、それはとても自然なことだと思います。

自分自身が変化に強いか否かなども含めての特徴を把握し、それに対処する方法も考えてみましょう。周りの人に相談したり、誰かのサポートを得て対策を講じることも、適切な工夫ですよね。

そして、最終的に、起きた変化に対するポジティブな側面に少しでも目を向けてみましょう!

(文責:福原)

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