報道番組やニュースアプリでは、連日のように子どもに対する虐待が報じられています。2000年に制定された児童虐待防止法では「虐待が疑われる児童を発見したものは通告しなければならない」と通告義務を課しており、児童相談所の対応件数が増え続けていることからも、児童虐待への社会的な関心の高さが窺えます。
近年では、子どもが直接暴力を受ける身体的虐待だけでなく、『子どもの前で行われる夫婦喧嘩』が子どものこころに与える影響も話題になっています。これは「面前DV」と言い、児童虐待の中の「心理的虐待」にあたります。DVは一般によく知られる言葉になってきましたが、その夫婦に子どもがいる場合、子どものこころに悪影響はないか？と子どもの立場で考えてみる必要があるのではないでしょうか。
（文責：中山）
