忘れ物対策貯金①

ADHDの方は、注意が散漫になりやすいという特徴から、日常的に忘れ物をしやすいことがありますが、診断の有無にかかわらず忘れ物をよくしてしまうという方も多いのではないでしょうか。

かくいう私も、よく忘れ物や失くし物をして困った体験があります。一番ひどかったなと自分で思うのは、玄関の鍵穴に鍵をさしっぱなしにして出かけてしまったことです。オートロックのマンションだったので、同じマンションの友達にエントランスを開けてもらい、とりあえず中まで入ってどうしようかと考えようとしたところ、鍵がささっていたのを発見しました。

今となっては笑い話で済みますが、こういった事態はなるべく避けたいですよね。意識的に気を付けることも大事ですが、そもそも忘れ物が少なくなる仕組みを作っていくことも役立ちます。人間であれば、100%の失敗がないというのはありえないことです。「ヒューマンエラー」といって、意図していなくても時にはミスをしてしまうものなのです。それを少しでも防げるように、物理的な環境を整えることで、確率が下がります。

先程の鍵の例でいうと、鍵に鈴のついたキーホルダーを付けたり、鍵にGPSやBluetoohを搭載したICタグを付けたり、そもそもカバンから出さなくても鍵をかけられる電子キーを利用したり、と色々工夫することができます。

このように、私や周囲の人達が工夫していることを何回かに分けて書いていきたいと思います。全部を実践する必要はありません。環境や生活スタイルによっても変わりますので、そのまま真似できなくても、何か工夫できるヒントとなれば幸いです。

忘れ物防止タグのイラスト

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 可児

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