後悔の念に決着をつける:心理療法の話

心理療法とはどんなものなのか?とお訊ねされたとしても、美しくシンプルに答えることは難しいと感じています。というのも、人によってカウンセリングで取り扱うテーマがさまざまだということ、学派などによっても治療のターゲットが異なるということが理由として挙げられます。

トラウマ治療というものがあります。

過去の傷が現在に影響を及ぼし何らかの支障を来しているようであれば、それはトラウマとして捉えて治療を行います。

みなさん経験がおありだと思いますが、人間に後悔はつきものですし、その後悔が今この世界にいる感覚を麻痺させ、未来に進む気持ちを邪魔し、足を引っ張ってしまいます。

私事で恐縮ですが、こうした治療法を学ぶようになり、5年近くが経過しています。学ぶ中で、私はトラウマ治療を「過去の後悔の念を終わらせる」方法だと捉えるようになりました。過去あの時にしたかったこと、してほしかったことを、今この場で再現し、その時の感情にも決着をつける。そんな風に考えています(少し雑な説明かもしれませんが、私はこのように捉えています)。

私にとってのトラウマ治療は、適応の広いものです。PTSDなど重篤な症状でお困りの方だけではなく、悲しい記憶や後悔の念で苦しめられているような方にもぜひ、体験していただきたいと考えています。

辛く悲しい記憶や後悔の念、まるで呪いのようなそれらから解消されたのちの、生きているという感覚、軽やかな感じを体験してみませんか。

今が変わると、確実に未来も変わっていきます。

ご自分の悩みはカウンセリングの適応なのだろうか?そんな風に迷うような場合にも、ぜひ一度HPからお問合せください。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士  福原

 

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