女心と秋の空

日中の暑さはまだ残りますが、朝晩はだいぶ涼しくなり、秋めいてきました。

移ろいやすいもののたとえとして「女心と秋の空」という慣用句があります。

移り変わるのが悪いことのように使われてしまっていることが多いですが、気分がころころと変わるのは悪いことでしょうか?

嫌な気分が長く持続しなくてよいのは長所になりますよね。良い気分が続いてくれないことは一見悪く思えますが、興奮しすぎて判断を誤ることを防げるなどのメリットもあります。

カウンセリングでは、ポジティブなことでもネガティブなことでも、今ここにある感情を大事にします。辛いことがあったときには、程よく落ち込める。嬉しい時には素直に喜べる。長く続かなくても、その時々に感情を処理していくことがこころの健康につながっていきます。

女性に限らず、秋の空のように柔軟なこころを持てると良いのでないでしょうか。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士  可児

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