アウトプットすること

近年、インターネットの発達により、家にいても膨大な量の情報が手に入るようになりました。

精神疾患に関しても、基礎的な知識から経験者の体験談まで、さまざまなものを読むことができます。少しでも気にかかるキーワードがあれば、検索していろんな情報を手に入れられますし、SNSでは一度フォローボタンを押しておけば、新情報が独りでに流れてきてくれます。

とても便利ではありますが、便利すぎて情報が右から左に流れていってしまっている、なんてことはありませんか?情報はたくさんあっても、自分に役に立つことが何か分からなければもったいないですよね。「じゃあ一体今の自分には何が大切か?」と考える時間が必要だと私は思います。

インプット(情報を取り入れること)ばかりでなく、調べたことを自分なりにまとめてみるアウトプット(出すこと)も重要です。更に、それらを見て自分がどう思ったか?と感想を書いたり、自分だったらどう書くか?といったものを書いてみたりするのも良いですね。

アウトプットといっても、インターネットに書き込むことだけがアウトプットではありません。親しい人の間や自分との対話の中だけでも成立するものです。カウンセリングで自分のことを話すことも、立派なアウトプットになりますので、心の整理の場に使っていただければと幸いです。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 可児

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