皆さんの利き手は、左右どちらでしょうか?利き手でない方の手は、1日のうちどれくらい使っているでしょうか?
学生時代、外国語の先生と食事に行く機会があったときに、「利き手じゃない方で食べてみよう!」と言われ、非利き手の左手でフォークを握って苦戦しながら食べたことがあります。
先生いわく、「外国語で話すことは、非利き手で生活するようなもの」だそうです。
左右どちらも同じように使える人は稀です。皆、自分の使いやすい方があり、頭で考えることなく使っています。利き手ばかり使って、日々のルーティンを考えることなくこなしていく状態を、心理学では「自動操縦状態(マインドレスネス)」と呼びます。
非利き手で生活してみることで、普段何気なくやっていることでも難しく感じたり、意外と複雑な動作だと気付いたりします。非利き手を使って、今、ここに注意を向けた「マインドフルネス」な状態を目指してみましょう。
MEDI心理カウンセリング大阪
公認心理師・臨床心理士 可児