桜も舞い散る春となりました。いかがお過ごしでしょうか。
私の場合は、毎年春になると花粉と格闘しながらも、何か新しい気持ちになります。学生のようにクラスが変わるでもなく、カウンセリングルームでは異動もないので特に何が変わるわけではないのですが、何となく気持ちが切り替わる気がします。個人的には、お正月よりも「明けましておめでとうございます」と言いたいぐらいです。
寒かった冬を乗り越え、朗らかで外でも過ごしやすい季節になり、天気の良い日が続くからでしょうか。
そんな春に、逆に調子を崩す方もいらっしゃいます。周りの人達が楽しそうに見えたり、何か進んでいっているような気がするのに、自分だけ何も変わっていないように感じたり。
また、春になって気合いが入って頑張り過ぎて、ゴールデンウイークで燃え尽きてしまうという5月病もありますよね。
これら季節に特有の危機を予防するためには、どうしたら良いのでしょうか?
答えは一つではないと思いますが、私は日々のルーティンを大切にすることかと思っています。浮足立ってしまう人も、他の人と比べてしまう人も、自分の足元をきちんと見て、日頃大切にしていることを改めて丁寧にするといいと思います。例えば、私はできれば毎日ストレッチをして身体を動かしたいと思っているのですが、やはり忙しいとなおざりになってしまうこともあります。やっていないと肩こりがひどくなって頭痛がしてくるので、やった方が良いとは分かっています。新しいことを始めてみたくても、今までやってきたストレッチも大切にしていく、ということで、心身の健康を保つことができると思います。
新しいことに気を取られても、食事や睡眠など、いつものことにも気を配っていただければと思います。
MEDI心理カウンセリング大阪
公認心理師・臨床心理士 可児