子育てにマインドフルネスを

瞑想やマインドフルネスと聞くと、どんなイメージがありますか?

お寺などに籠って、時間がたっぷり要るものだというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。私自身、「子育てに効くマインドフルネス」(山口創、著)という本に出会うまでは、そう思っていました。

マインドフルネスには、目をつむって瞑想するだけでなく、「今、ここ」を生きるために色々なエクササイズがあります。歩く、食べる、飲むといったごく日常的な動作も、その動作に注意を集中させるという瞑想の対象になります。

子育て中の親御さんは、充分な時間を取ることが難しいでしょうが、子育て中にこそ「今。ここ」に生きることが大事であると、この本には書かれています。

子どもと1日中べったり一緒にいると、「早く仕事をしたいのに」などとできないことに目を向けてしまうことも多いと思います。また、保育園などに行くと、離れるときに毎日のように大泣きされると、預けることが悪いことのように思われるかもしれません。

そんな方こそ、子どもと一緒にいる時間を丁寧に生きる=マインドフルに生きることが有効だと思います。関われるときに思いっきり関わって、「また後で思いっきり構ってあげるから、今は離れるね」と罪悪感を持たずに預けることができれば、子どもも安心して離れられることができるかもしれません。

マインドフルネスに生きることによって、前向きな子育てのお手伝いができると嬉しく思います。

(文責:可児)

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