アンガーマネジメント④

前回③では、怒りへ対処することについて書きました。

怒りに対処することも大事ですが、アンガーマネジメントは自分の思いを抑え込むことが目的ではありません。怒りをコントロールしながらも、自分の思いも怒りに頼らず上手に表現することが目標になります。

そこで大事になってくるのが、1つ目のステップで見つけた怒りの下にある感情です。例えば、子どもがなかなか歯磨きをしないので怒ってしまうという場面を考えてみると、その怒りのもとに、「歯磨きを自発的にできる子になってほしい」という期待や「歯磨きをしないと虫歯になるかもしれない」という不安があることが考えられます。「早くしなさい!」と怒るのではなく、「歯磨きしないと虫歯になって痛い思いしちゃうよ。お母さん心配だな」などと自分の思いを伝えると、怒りに頼らずとも歯磨きという行動に導くことができるかもしれません。

感情を押し殺したり、爆発させたりするのではなく、上手に相手に伝えられること。それがアンガーマネジメントの最終的な目標になります。

 

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 可児

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