こころの柔軟体操

近年の健康ブームで、ヨガがとても脚光を浴びており、同時にストレッチの重要性も幅広く認識されてきているのではないでしょうか。

さて今日は、身体のストレッチの話ではなく、こころの柔軟体操の必要性について書いてみたいと思います。

身体と同様に、心も柔軟である方が日々の生活に適応的です。

雨が降る、電車が遅れる、糸が切れる、などなど。誰にでも起こるちょっとしたイレギュラーが、毎日何かしらあることでしょう。そんなときに、他の選択肢が取れるよう、普段から心を柔らかくしておけるといいですよね。

イレギュラーが起こっていないときにこそ、普段と違う選択肢を取ってみましょう。例えば、いつもの道を変えて違う道も通ってみる。すると、意外と狭い道だなぁとか、歩きタバコの人が多いなど、嫌な点が見つかるかもしれません。いつもの道の気付かなかった長所に気付く機会にもなりますし、万が一いつもの道が工事などで通れないときの予行演習にもなります。

他にも、料理のときにレシピと違うものを使ってみることもよいでしょう。例えば、黒酢と書いてあるのに、ストックが切れてしまったときに、わざわざ買いに行っていませんか?家に米酢や穀物酢などがあれば代用できます。料亭ではないのですから、多少の風味の違いは笑って許してみましょう。

このように、何と何は似ているから代用できるな、と考えてみることで、心をほぐしてみましょう。

体操をする親子のイラスト

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士 可児

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