「移り変わりというあいまいさ」

 今年は秋になってもいつまでも夏の暑さが残っていましたが、最近は北風が冷たい日もあり、季節の移り変わりを感じることも多くなりました。季節の移り変わりというのは、どこかあいまいなものです。暦の上では節分(季節が変わる日)がありますが、実際には、12月でも秋のように暖かい日もあれば、平年よりも寒い日もあります。

 季節の移り変わりに限らず、『なんとなくあいまいなもの』が私たちの周りにはたくさんあり、私たちは日々あいまいさを受け入れて生活しているといってもいいでしょう。「こうするべき」や「こうでなければならない」という考えをたくさん持っている方は、どこか『なんとなくあいまいなもの』を受け入れるのが苦手で、こころの疲れを感じることも多くなりがちです。こころが疲れたなと感じたら、ふと通り過ぎる風を感じてみてはどうでしょうか。冬でも秋でもない『あいまいな空気』を受け入れている自分に気が付くかもしれません。

(文責:中山)

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