先日、クライエントさんから「幸せってなんでしょうか?」との問いを受けました。
これを機会に、私自身も色々と考えてみました。
「幸せ」と聞いて最初に頭に浮かんだことは、「自分の好きなことができること」でした。趣味にしても仕事にしても、自分が選んでやりたいと思っていることができたときに、「幸せだなぁ」と感じることができるかなと思いました。
他にも、身近な人達に同様の問いをしてみると、十人十色の答えが返ってきました。
「自分のことを自分で決められる状態」という「自律」を挙げた人もいました。私の考えたことと似ていますが、自由には責任が付きものであるとも考えさせられました。
また、「自分にやりたいと思うことがある状態」という人もいて、なかなか志が高いなと感心しました。
もっと日常的なレベルで、「お風呂に入って気持ち良いとき」や「美味しいものを食べたとき」に幸せを感じるという人もいました。日々そういう幸せを見つけられると良いですよね。
それから、私の小学生の子ども達にも、同じ質問をしてみると「皆が幸せなとき」や「平和」という意外な答えが返ってきました。優等生過ぎるんじゃないか?と疑った通り、どうやら道徳の時間にそんなようなことを習ったようです。やはり、学校教育の影響は大きいなと感じました。
もしかしたら、子どもの頃に「周りの幸せを考えなさい」と言われ過ぎて、自分のことより他人のことばかり気にしている人も多いのかもしれません。周りの人のことも大事ですが、自分自身の幸せも大事にして欲しいなと思いました。
MEDI心理カウンセリング大阪
公認心理師・臨床心理士 可児