最近、教師間のいじめがニュースで取り上げられていますが、これってありえないことでしょうか?
教師といえば、子ども達に「いじめはだめなこと」と指導する立場にあるものです。
だからといって、先生達も教師である前に一人の人間であり、人間同士の好き嫌いはあるもので、先生自身の人間関係がすべてうまくいっているわけではないと思います。
いじめの加害者であった教師にも、そうならざるをえない多大なストレスがあったのかもしれません。
また、被害者側の教師も、子ども達を指導する人間が自らいじめ被害者であったなどということは、なかなか言いにくいことであっただろうと思います。
教師だけでなく、我々カウンセラーも含めて対人援助職に就く人間は、自分自身のメンタルヘルスケアを怠りがちです。
人を援助するには自分自身が元気でないと、共に溺れてしまいます。
「援助する側なのに助けを求めるなんて」と思わず、「援助する側こそ元気でいるために」自分自身のケアを大切にしていきたいと思います。
(文責:可児)