「呼吸の不思議」

 緊張している時や気持ちが落ち着かない時に、深呼吸することでこころが落ち着いた、という経験をされた方は多いのではないでしょうか。

 呼吸がこころや体の状態と深く関係していることは医学的に証明されています。こころの状態は自律神経のバランスと深く関わっていますが、呼吸は、この自律神経の働きを調節してくれるのです。

 ストレスが多いときは自律神経のうち交感神経が働きすぎている状態です。そんな時は、呼吸の中でも特に息を吐くことに注意を向けてみましょう。いつも当たり前に無意識にしている呼吸でも、意識してゆっくり深く息を吐くことを何度か繰り返すと、自律神経のうち副交感神経が働いてリラックスすることができます。呼吸は、いつでもどこででも、自分の意思で自律神経のバランスを整えることができる良い方法だと思います。

(文責:中山)

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