「何をやりたいかが分からなくなったら」

 この時期は、受験や進学・進級、就職・転職の話題を目にすることも多くなります。人生には何度か、『自分が何をやりたいのか』に思いを巡らせたり、決断を下したりすることがあります。しかし、何かを決めなければいけないと思っていても、『自分が何をやりたいのか・どうしたいのか』が分からなかったり、自分の方向性が見つからなかったり、という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 人の生き方がどんどん多様化している世の中で、たくさんの選択肢から何かを選ぶ・決めるということはなかなか難しいものです。そんな時は、『自分が何をやりたいか』を考えることから一旦離れて、『自分は何をやりたくないか』を考えてみるのも良いのではないかと思います。何をやりたいかは分からなくても、「これだけはやりたくない」というものは見つかることがあります。自分の道が見つからないと焦るとかえって自分が見えなくなったりします。そんな時は、「これはやりたくないな」「こういうのは嫌だな」という自分の本音を大切にしてみても良いのではないでしょうか。

(文責:中山)

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