みなさん、こんにちは。
桜の開花が待ち遠しい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
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生活していると、つい感情的に反応してしまうことがあると思います。
では、今更ですが感情的になることのデメリットとは何でしょうか。
感情的になると(強く感情が生起されると)、視野が狭くなるため、いろんなものの可能性を見落としてしまうリスクがある、と考えます。
この現象について考えていた時に、偶然以下の文章を見つけました。
『そもそも、私達が何をどのように思い出すかは、その時々の気分によって決まる可能性が高い、ということである。実際、トラウマの記憶に効果的に対処するためには、現在の気分を変化させることが必須条件である』
~「トラウマと記憶 ピーター・A・ラヴィーン著(訳:花丘ちぐさ)」より一部を抜粋~
この見解は、過去の辛い記憶に囚われているクライエントさんたち、とくに罪悪感の強い方々にとっても、助けになるように思いました。
過去のできごとは変えられなくても、今の気分を変えることはできます。たとえば、何かを食べておいしいと思うことも、空を見て美しいと思うことも、コーヒー紅茶を飲んでほっと一息つくことも、トラウマ記憶に対処する上では大事なことだと思います。
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みなさんにとって、今の気分を少しでも良くできる方法は、どのようなものがありますか?
過去を変えるのは難しくても、「今」はこの瞬間から変えられます。
MEDI心理カウンセリング大阪
公認心理師・臨床心理士 福原