遊びの役割

「子どもは遊ぶのが仕事」なんてことばがありますが、何十分と同じ遊びに付き合わされる親にとっては退屈になるときもあると思います。

気に入った遊びをずっと繰り返しているとき、「もっと色々な遊び方をした方がいいんじゃないか」と焦る親御さんもいらっしゃいますが、たとえ同じ遊びばかりでも気にすることはありません。

例えば、砂遊びなら手指の発達を促しますし、ブランコならバランス感覚を育てます。このように、発達心理学的に見て、無駄な遊びなど一つもありません。親が退屈になってきたら、この遊びがどのように発達の役に立っているかなと考えながら見てみるのも良いと思います。

子どもの興味のあることをとことんまでさせて、親は他にもこんな遊びがあるよと紹介する程度で構いません。そのうちに興味が出てくればそれでよし。特に興味が出なくても、今の遊びも十分発達の役に立っているのですから、気をもむ必要はありません。

MEDI心理カウンセリング大阪

公認心理師・臨床心理士  可児

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