誰とでも仲良くしたいとは思っていても、怒りっぽい人や嫌味な人など、どうしても付き合いにくい人はいませんか?100人と知り合ったとしても、100人全員と気が合う人はいません。嫌いな人と、どうやって付き合っていくのか?について、4回に分けてお伝えしたいと思います。
一度「嫌いな人」と思ってしまうと、どんどん嫌な面が目についてしまって、更に苦手意識が募っていきます。その意識は相手にも伝わって、相手からも嫌な顔をされたり、冷たい対応をされたりすることにつながっていくかもしれません。
そうなる前に、気を付けたい「嫌な人との付き合い方」をご紹介いたします。
まず一つ目には、なぜ嫌いなのか?他人になったつもりで、観察してみましょう。
人を嫌いになるのに理由はないといいますが、本当にそうでしょうか?「なんだか分からないけど苦手」という場合ももちろんあると思いますが、実際には他の人と重ね合わせて見てしまっている場合もあるでしょう。心理学では「投影」という言葉を使いますが、過去の苦手だった人物や両親、振られた恋人など、嫌な記憶が残っている人達と似ている人に会ったとき、目の前のその人がどんな人か見ることなく、「嫌いだ」と判断してしまうことがあります。その人自身に悪いことがないのに、こちらが一方的に嫌っているという状況を避けるためにも、一度セルフチェックをしてみましょう。(※いじめ、ハラスメントなど、嫌う原因が明らかにある場合は、このステップは飛ばしましょう)
「友達のAさん(=自分)がBさん(=嫌いな相手)を嫌っているのはなぜか」と、自分自身のことではなく、他人事のようにして客観的に考えてみましょう。
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MEDI心理カウンセリング大阪
公認心理師・臨床心理士 可児